2019年4月5日
桜の季節がやってきました。
先日仁淀川町のひょうたん桜を見に行きましたが、とても混雑していたので諦めて帰りました。(待ち時間はなんと3時間!!)
それはそうと、病院には様々な機械があり、日々の診察に役立っていますが、中でも重要なのが
超音波(エコー)診断装置です。
身体検査や血液検査でわからないような臓器の異常を見つけることが得意な機械です。
例えば、胆泥症(胆汁の成分が変化し、胆のうに溜まる病気)の有無や重症度は超音波検査ですぐに診断できます。
胆泥症は無症状なことが多いですが、胆嚢破裂や、胆管閉塞を引き起こし、命に関わる場合もあるので注意が必要です。
↑正常な胆のう(真ん中の黒いところ)
↑胆泥症(もやもやした物が見えます)
他にも、脾臓の異常を見つけるのも超音波検査の得意分野です。
脾臓の病気は、小さい病変でも急に破裂してお腹の中に血が溜まりショック状態に陥ってしまったり、腫瘍によっては、症状が出たときにはすでに他の臓器に転移してて手の施しようがない状態になっていたりと、とにかく厄介な場合が多いです。
早期発見が重要ですが、残念ながら血液検査や身体検査ではほとんどわかりません。
↑正常な脾臓(均一な白黒のコントラスト)
↑異常な脾臓(円形のしこりが見えます)
↑異常な脾臓②(脾臓の形が変わるくらい大きな円形のしこりが見えます)
超音波検査は万能ではありません。血液検査やレントゲン検査と組み合わせて行うことが重要です。
これらの検査を含んだ健康診断を随時行っていますので、気になる方はスタッフまでお声がけ下さい。